今回南フランス・プロバンスにあるとある乗馬クラブを取材させて頂きました。
このインタビューの目的は、挑戦しながらも豊かなライフスタイル（art de vivre）を築いている人々の半生に迫ることで、ヨーロッパで出会ったユニークな人を紹介している。
そもそもこのウェブサイト自体、ユニークなブランドやアーティストの方々を皆さんに紹介したいと思って始めたもので、動画にもあるUnveiling Uniqueness(才能の発掘) という目的で運営している。そこでジュエラー関係者だけではなく、面白い生き方をしている人を紹介したいと思ったのがきっかけだ。
今回のインタビューに協力頂いた、オーナーのローラさんは25歳ながらも約30頭の馬を有する乗馬クラブを運営している。
乗馬クラブといってもシャトーを有するブルジョワなものもあれば、このクラブのように自己所有の馬だけでなく近隣住人たちが所有している馬も預かり世話をし、気軽に乗馬が楽しめる場を提供しているものもある。
半分が自己所有の馬ではないにしても、動物の命を預かる責任は重大で、数ヘクタールある敷地を整えるのは簡単なことではない。
そして彼女は4年前の21歳の時にこの責任を自ら引き受けた。そしてさらに踏み込んで話を聞くと、資金面でも親に頼むのではなく、銀行と何度も交渉しこのクラブを購入したという。銀行はもちろんのこと周囲の人々にはまだ早すぎると、皆が反対したそうだ。21歳の彼女は熱意を伝え続けることで周囲の心を動かし夢を実現に変えた。
私はそのストーリーこそ、自分自身の価値観に基づいたプリオリテな生き方の体現だと感じ、深く感動しました。
動画撮影はまだまだ初心者で、動物相手の撮影は予想以上に難しかったですが、ぜひ楽しんでご覧いただければと思います。
